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#4 リベンジツアー顛末記 (後編)
決行日:1999/7/24
メンバ:組長補佐N澤(一日組長)、F尾、Mセンセ、Oーき



(文:組長補佐、撮影:組長補佐他、写真横コメント:組長)



[一気に減速?綾上町編]


12:05「木村」発
お次の目的地は、綾上町の「池内」 そろそろ、四国上陸当初の”空腹何でも丸呑み可能”モードから、 ”お腹一杯やけどうどんとケーキに寿司なら別腹”モードにスイッチのタイミング。 一日組長の探検続行は問題なし。 そして、身の丈176cmに80kg超で、 うどんはホンマに別腹の香川県人であるM先生は大丈夫!? ん?M先生、けっこうお腹いっぱいだって?

M先生 「今朝、朝食に夕べのオカズ平らげて、スイカ1/2玉食べたからなぁ」
N澤 「っげっぷ!・・・そやのに、10:00から、探検組に付き合ってくれてるんですか! その後輩思いの優しいお気持ち、今日いっぱいは忘れません。」
何と、涙と胃薬なくして語れない先輩と後輩の熱い絆!っげっぷ!
#単に食いじのはった者同士の会話に過ぎないらしいが。。。

しかし、お腹いっぱいの作戦構成員はもう一人居たのでした。 意外にも、かの伊勢旅行の昼食 (編者注:某軽音OB会の忘年会旅行) で、周囲をあっと言わせた、Fっしんさんでした。 だって、一日組長とOーきくんの制止もきかずに、 行きしなにロッテリアのエビバーガーをパクついていたもんなぁ。 ちなみに、一日組長は朝食抜き。

F尾 「ふっふっふっ、わたし胃薬持参やもん。そやけど、今飲んだら『うどん食べたいために、あわてて薬を飲むF尾』って報告されそうやし」
N澤 「そんなん、私が見逃して書かへんような奴に見えますか?」
他3人 「見えへん、見えへん」
N澤 「やろうなぁ」

てことで、以下ご参照。

『もう限りなく胃薬を飲みたかってんけど、死に物狂いで我慢して、 結局薬なしで、自力でうどんを完全消化&完全復活。 持ち前の食欲は全く衰えていないF尾さん』でした。


で、まだ、うどん屋に着かへんのん?


12:30綾南町付近走行中

M先生「うーん、今どこなん?」
他3人「!!!」

「彦江」〜「なかむら」間から、ちらちら見え隠れしていたM先生の土地感の不安定さ。 でも、学生時代、特に方向音痴でもなかってんけどなぁ。

冷静な分析結果:先生が香川を出てから10年以上経つ
:帰省するのは年に2、3回。で、宇多津付近しか立ち寄らない
:免許持ってない高校生までしか香川で暮らしていない

他3人 「現地人ちゃうやん!」
F尾 「まぁ、香川も広いし・・・」
N澤 「一番狭い、都道府県ですがな」



お店の前にて
12:40「池内」着
同じく綾上町にある評判の皆が知っている穴場(それは穴場とちゃうやん) 「山越」に行くつもりだったんやけど、 思いっきり混んでそうな時間帯。後の行程に響くために後回し&行列に耐えれるよう、 まずは腹ごしらえ(済んでるって)

とはいえ、今回のテーマ”アゲイン”に対する、 裏テーマ”秘境巡り”を実現する意味では、外せないスポット。 加えて、先の「木村」に続く、探検組初見参店なのでした。

県道沿いとはいえ、見やすい看板があるとはいえ、わからへんやん!こんなん! どうみても、普通の家やんか、ここ。 まぁ、納屋そのものの「なかむら」よりは普通っぽいし、 周囲にあった数台の路上駐車が不自然やったんで、何とか気づいたけれど。

さらに、車を降りた探検組を襲う難関。「どっから、入るねん、この家」 どうも正面玄関は、閉め切った感じ。。。どうする?

一日組長は思い出した 「『木村』で先生に先陣切ってもろて、冷たいのん逃してしもたし・・・」と。 見れば建て屋の脇から出てくるおっちゃん。 製麺所でよくある、お店の方なんか、お客なんか区別のつかない典型的な風体。

えぇいままよと、先陣を切る一日組長。 脇を進みながら、 魔法の言葉を口にする 「うどん、ちょーだい!」

「こっちな、兄ちゃん」の返事。おぉ、やはり魔法の効果は絶大! 「まだ、いけるん?つめたいん、ちょうだい」さすがは一日組長、気分は讃岐人。 鉢を受取り「おおきに」あぁー、和泉ナンバー乗って来たん、ばれてもうたがな。


池内  (小\90)



鯉をバックに。。。。
典型的な製麺所。建て屋の中には食べるスペースはなし。 常連客であろうおっちゃんは、製麺所内で、 お店の人と立ち話をしつつ麺をすすっております。 他の3人ほど居るお客さんは、並べてある腰掛に座ってます。 といっても、建て屋の脇を進んできた=裏手に廻ってる訳なんで、 我らを含めて7人ほどの客は、 製麺所の脇から裏手に続く子猫の額ほどの裏庭(というか軒下)に座している次第。

狭いとか、お店っぽくないというんは慣れっこの探検組。 さすがに、構成員もあきらめ・・・いや免疫ができてます。 が、どこみてもメニューがあれへんやん。 まぁ、入るときに勢いで「冷たいん」って頼みながらなので、 「小」って付け加えるだけで、事無きはえたけれど。 天ぷらとかもなさそうでした。

おばちゃんに注文、おっちゃんから麺をもらう。 渡された麺を見て、「!」の探検組。 「多い!」「太い!」「濃い!」

ラーメン鉢みたいなんに収まった麺。 小頼んだのに、けっこう量多そうやねん、これが! でね、食べる前からわかるぐらい、ふっといねん、これが! へてから、出汁が真っ黒!色濃いねん!既に底の麺は、黒く染まってきてます。

見て「!」の麺。一口すすると「!!」、二口目には「!!!」 ゆえに、n口目には「!×(n+1)」が成り立ちます。
問題、157口目には?答え:とっくに、鉢が空となってます。

特にこれといった薬味もなく (注:薬味・オプションは気付かなかった&品切れだったかも) 濃い色の出汁と一緒にすすります。 ん?これは、出汁っちゅうより醤油みたいな感じ。 てことは、醤油うどんを食べてる雰囲気ですね。 薄色&薄味風味に慣れっこの関西人には衝撃です。

見た目で太さを感じさせる麺。 口にすると”フンガフンガのサザエさん状態”になるのを覚悟。 が、さすがは、さぬきうどん!ススッと喉の奥に進みます。 加えて、ごっつい腰の強さがありますね。 太さ&強さがあいまって、強力な衝撃をあたえます。

さて、前述の通り、ちょうど探検組の胃袋は、 3杯分のボディブロウが効いてくるかなぁってタイミング。(除く一日組長) そこにもって、「池内」の強力なストレートが襲って来た次第。 太いは腰強いは、量まで多いわ。もう、へとへと。(除く一日組長) 箸のスピードが目に見えて落ちてくる探検組なのでした(除く一日組長) まぁ、腰の強い麺を噛み切れずに呑み込んでいき、 4口ぐらいで平らげた者もいましたが(除く構成員3人)

「彦江」の優しさ・「なかむら」の不思議さになぞらえて、 「男らしさ&強さ」を添えましょう。

さて、ここ「池内」は裏手から見下ろすと小さな池があって、鯉が飼われています。 夏の日差しが軒下に射し込むもと、小さな腰掛から池の鯉を見ながらうどんをすする。 脇では、常連さんがお店の方と世間話を交わします。いやぁ、のどかですなぁ。 「なかむら」の方が、のどかさでは数段上を行くのですが、あまりにお客さんが多い。 ここ「池内」も鯉の存在も手伝い、そこそこ知られたお店ですが、まだまだ秘境。 少ないお客さんが、鯉・裏の軒下と共にのどかさを演出します。




12:50「池内」発
当初の探検目標は「お店は最低5軒は廻り、3杯は食しましょう」ってことでした。 既に全メンバー「4軒・4杯」を達成し、そろそろ仕上げモード。 あらま、一日組長はこれから「山越〜山内〜山下」の奇しくも”山”並びを予定してる のに。でないと、朝に善通寺を後回しにした甲斐がおまへん。

うーん、かくいう一日組長も、そないに余裕はないもんねぇ。 てことで、涙と胃液を飲んでの決断。「『山内』行って、締めましょう!」

と、その時、後ろを歩くFっしんさん&Oーきくんに横付け急停車のツードア車! 一日組長&M先生が振り返ると、助手席の方が2人に道を尋ねている模様。 前述の通り、M先生@宇多津でさえ綾歌郡の地理は厳しいのに、 よりによってこの2人に道を尋ねるとは! だって、この2人。自宅周辺でさえ道に迷い、自宅半径1km圏内を脱することは、秘境へ の冒険を意味するほどの方向音痴。かく言う一日組長は、単なる音痴。

丁重に不案内の旨を伝えるOーきくん。 なぜか肩を落として助手席に戻りかける男性。

「そんなにがっかりすることかいな」
見ると、徳島ナンバーの車に、若い学生風の男性2人連れ。 真っ白のプラスチックフレームのサングラスをかけてたりして、月光仮面みたい。 ほぉ、手には赤い装丁の本を手にしてますな。。。。 あぁ、わてもあんなん持ってたなぁ。。。ん?あれ 「おそるべきさぬきうどん」やん!ってことは。。。。。。。
「あのぅ、”うどん”行くんですか」と割り込む一日組長。
「え、えぇ、まぁ、(何でわかるんやろ)」と月光仮面。
「(その本見たらわかるっちゅうねん)しかも『山越』ちゃいます」
俄然、元気を取り戻す月光仮面。でも、道不案内なんはおーきくんが言った後。
月光仮面 「まさしく、そうなんですけど。。。道を知らないんですよねぇ」
一日組長 「いえ、行ったことないけど、知ってます」
月光仮面 「???」(どないやねん、ホンマは知らんのんでしょ)
一日組長 「(既に地図で調べ済み!)僕たちも今から行くとこですから」
他3人 「(えぇ、さっき行かへんて決めたやん)」
一日組長 「この道まっすぐ進んで、二つに分かれるとこを左に進んだら着きますから」

じゃーん、タネ証し!
今回の探検に際し、T井組長から”組長のうどん屋所在地書込み”付きの 「香川県地図」を拝借&熟読済みだったのでした。 いくら同じ四国人とはいえ、「おそるべき」しか持ってなかったらムリムリ。 「彦江」「なかむら」なんか、特にそう。

と、ここまで気分は讃岐人で話しても、徳島の月光仮面は半信半疑。 結局、このままバイバイすることに。

一日組長 「さ、行きましょか」
他3人 「どこに!」
一日組長 「『山越』に決まってますやん!」
「見たぁ?あの2人の表情『ホンマに知ってんのん?』って見てたやん。必ず見返 したるって誓ったんよ『彼らより早く着いてやる』って!」
ふっしんさん 「そんなん、すぐ食べられへんよぉ」
一日組長 「食べる食べないは後回し。今は「山越」に先着することが大事なの」

この会話、わずかに数秒。その迅速さはフェラーリのタイヤ交換もビックリなのでした。 たんなる行き当たりばったりなんやけど。。。 と、言うてる間も車は進み(あいにく、ここはフェラーリ並ではないが)問題の分岐点。

「あ、あそこにさっきの車が!」
「やっぱり、わてらのこと信用せんと、また訊いてるやん」
得意げな笑みを浮かべ、手を振る探検組。そして、「山越」に無事先着するのでした。



記念撮影のみ、とは・・・・(T^T)
13:00「山越」着
しっかし、まぁ、すんごい行列。 前述の通り、ある程度の行列は予想してたけど、これはすごい。 20分程度待てばえぇらしいけど、”最後の1杯”としてゆっくりすすって、 探検を締めくくるにはせわしない雰囲気。 まぁ、胃袋に余裕のない作戦構成員としては、待ってまで食べたくないのが本音か。

おぉ、来ました徳島の月光仮面組。 今回唯一の全員集合写真の撮影をお願いし、お別れ。 既に4杯食べているとは知らない彼らにとっては、相当奇特な連中にみえたことでしょう。 「うどん食べるためにのみ、遥々大阪から店の前まで来て、並んでまで食べんのは嫌!?」ってか。


[仕上げは山の中仲南町編]


13:40「山内」着
綾上〜仲南へ。これまでの移動と同じく道に迷いながらも、やっとたどり着く。 ただでさえ、秘境度の高い場所やのに、迷った末の到着は感無量。構成員も同じく。 締めくくりを意識するゆえ、食べてもないのに雰囲気はクライマックスに達してます。


山内  (ひやひや小\200 ゲソ天\100)



店の前で「態度L〜」


Fっしんうれしそう

ちょっとちじれ気味だけど、何か太さも揃ってない気がするんだけど、しっかりとした歯触りの麺。 あっちゅうまに喉に飛び込んできます。めっちゃ、旨いやん! 喉ごしっちゅうんですか、このシュッとした触感。噛んでも良し。呑み込んでも良し。 喉に詰めても良・・・くない。 これが5杯目なんて感じさせません。冷たい出汁がしゅんだゲソ天もGood! めっちゃ・・・あ、かぶってまうやん!

座るところも探さなあかんぐらいの大盛況でして、次から次へと来るお客さんのために、 こんな時間でもバシバシ麺を打ってくれてます。 前回に来たときの”今イチ”評価は撤回です。これは旨い!

一日組長 「ほな、次行きましょか」
他3人 「締めくくったんちゃうのん」
一日組長 「今から満濃や善通寺抜けて帰ったら、もう晩飯に困らへんがな」
他3人 「いつまで、香川に居るねん」

ここは、腹7,8分目で締めて、次回に期待しましょう案を全員承諾。 帰路につく探検組なのでした。


[おわりに]


途中、宇多津にて、M先生下車。 思えば、4時間半に及ぶ作戦遂行中の間、喋りっぱなしの探検組。 その原動力であったM先生の下車で、車内は静かになると思いきや、 たはっ、Fっしんさんがしっかりと引き継ぎました。

こんな風に楽しいドライブ兼ねて、うどん屋探検するのは楽しいこと。 各店探検中の本文では、あえて触れませんでしたが、他都府県ナンバーの車の多いこと! やはり、うどん屋探検は静かなブームなんでしょう。 四国・近畿圏はもとより、九州・中国も負けてませんでした。鹿児島・練馬なんかもある中で 「山内」に停まっていた”湘南”ナンバーのRVは、全然マッチしてなかったなぁ。

さて、岡山県下では、ぐっすりと睡眠の一日組長。 目を覚ますと、兵庫県を進んでおります。この好青年風秘密風兵器(長いねん!)は、 ずっと追越車線を130kmoverで突っ走ったそう。 さすがは、好青年風秘密風兵器(くどい!)いわく

「どうも取締カメラが光った気がする」

17:00過ぎには、仁川駅でOーきくんともお別れ。 プロ野球のオールスター第1戦で上原がイチローにホームランを打たれた時には堺市鳳着。 無事解散とあいなりました。
週明けて、出勤。Oーきくんと顔合わすと。。。

「あのさぁ、今思えば、まだまだ6軒目行けた気がする・・・」遅いわぁ!!



与島SAにて






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